さーもんず、利尻島にて、鮭を釣る。

出張さーもんず

DAY1

私たちは札幌市に位置する丘珠空港へ向かい、そこからある島へと飛び立った。

そう、利尻島である。

島へ向かい、離陸していく際の高揚感はなんとも形容し難い。

飛行機から降り立った瞬間、目の前には山と海、そしてこの解放感。

滑走路から見える景色

これから始まる3泊4日の利尻滞在に胸を弾ませるさーもんず。

それと同時に私たちは、これから挑戦する「あること」に胸を張っていた。

そう、ここは利尻島。私たちさーもんずは、鮭を釣りに来たのである。

さてさて、そんな私たちを、一般社団法人ツギノバの大久保さんが、空港までわざわざ迎えに来てくださりました!(なんとお優しい…)

ツギノバ」という、カフェ、コワーキング、利尻町定住移住支援センターの機能を併せ持つ、とっても素敵な場所まで送迎してくれることに。

※ツギノバでは、選手としてドラフト会議に出場し、利尻に指名された「高木さん」が働いております!感極まります…!

道中、寄り道をしまして、最果て自家製「ミルピス」をいただきました。

ミルピスを堪能
この昭和感満載のデザインがたまらない…

さーもんず岩間も大満足のようでした。

飲みすぎて迎えた最終日のような顔をしている、利尻島到着後15分の岩間。

道中、大久保さんとの話に花が咲き乱れましたが、無事にツギノバに到着しました。

念願のツギノバ!

到着してから、3泊4日のスケジュールを確認。

ツギノバの皆さまの粋な計らいで、SUPに登山、ウニ獲り体験など豊富なコンテンツを用意してくれているとのこと!

これはもう、充実した3泊4日なること間違いなし!

スケジュールを調整しているツギノバの大久保さん八木さん、さーもんずのメンバー。

そんな最中、悪巧みを始めるさーもんず五十嵐、岩間。

鮭が釣れるスポットを検索しているのか、はたまた…

初日は、無理に遊びや体験などは詰め込まず、それぞれがマイペースの時間を過ごしていました。

ワーケーション中は「体験 体験 体験 体験 体験!!!」となり、体験と仕事のバランスが難しくなりますが、今回の利尻島滞在は、そのバランスが丁度良く、心身共にリラックスもできながら、仕事が滞ることもなかったので、終始心が穏やかでした。

初日の夜は、おすすめされた「居酒屋 かもめ 本店」に行ってきました。

あぁ、贅沢の極み…

どれを食べても美味しすぎる!

近所にあったら、とんでもない頻度で通ってしまいそうなので、この場所にあってよかった。

提供される飲食の味の素晴らしさに加えて、店主が気さくに話しかけてくれるので、色々なお話や、おすすめ情報を聞くこともでき、それもまた贅沢。

食を堪能した後に、第二回のドラフト会議に選手として出場し、利尻に指名された玉城さんから「今から鮭の三枚おろしするけど、一緒にやる?」と連絡をもらいました。

どれほど利尻の食が美味しすぎたからといっても、忘れてはいないよ。

私たちは、利尻島に鮭を釣りに来たのだからね。

そう、早ければ明日釣れてしまう鮭のためにも、三枚おろしの技を取得する必要があるのだ。

ということで、ツギノバに向かい、鮭の三枚おろしを教えてもらうことにしました。

自然な雰囲気でビートルズの横断歩道写真を撮ろうと言って撮った写真。
利尻島の何気ない日常の切り取りには、素敵な写真が多かったです。

ツギノバに到着すると、玉城さんが準備万端の装いで、私たちを待っていました。

玉城さんの熱心な三枚おろし指導を受けるさーもんず五十嵐。
三枚おろしの匠の表情をご覧ください。

初日から三枚おろしの練習も終え、順風満帆。

後は釣るだけです。

DAY2

釣りの世界の朝は早い。

私たちは朝4:30に目を開け、身支度を整え、颯爽と外へ飛び出した。

朝の空が美しい。

「俺釣れる気しかしないんだ。」

振り向きざまに岩間は言った。

釣りのスポットに到着して、まずは釣り講習を行いました。

利尻アクティビティの方がとても丁寧に教えてくれたので、初心者でも楽しむことができました!
釣れるスポットを探すさーもんず黒井。
釣りのフォームとドヤ顔だけは完璧だが、一切釣れる気配のないさーもんず柴田。

利尻島二日目(釣りとしては初日)の朝、合計3時間半ほどのチャレンジで、結果は0匹でした。

そんな私たちの横で、玉城さんは一匹釣り上げてました(白目)。

「さーもんずのみんな、釣れた?」

「あれ、もしかして釣れてないの?」

この日から、「結果を出す男、玉城」さんからの「釣れた?」プレッシャーが押し寄せてくるのであった。

さてさて、満身創痍の私たちが次に向かったのが、SUPです!

皆さま、SUPはご存知ですか?


SUP(サップ)とは、スタンドアップパドルボードの略称で、専用のボードに乗ってバドルで漕ぎ進むウォータースポーツです。

https://s.jalan.net/3cA1PQ4

私たちの中にも数名、SUP初心者がおりましたが、釣りの時と同様に利尻アクティビティのインストラクターの方が丁寧に教えてくれたこともあり、SUP参加者のほぼ全員がうまく乗りこなすことができました。

いざ、出陣!
海に浮かぶ姿が素敵な黒井姉さん。
おそらく、何かと戦っている五十嵐。
海の上を思いのままに移動できるって感慨深い!
記念写真をパシャリ!

海の上でおそらく3時間半ほど漂い、遊んだと思います。

疲労感に包まれてはいますが、とてもハツラツとした気分でした。

自然の力は偉大ですね!

これが海に包まれた男達が魅せる極上の笑顔です。

SUPをしていたら、もうお昼の時間!

釣りと、SUPを通じて、海と戯れていたら、あっという間に7時間も経っていたのですね。

「お腹が空いたね」ということで、向かった先は「soup curry dining UNBALLON」。

利尻昆布の出汁がきいたこのスープカレーが本当に美味しい。

私たちは完全に、利尻に胃袋を掴まれましたよ。

店主とお話ししていると、また面白い繋がりがありました。

こちらの店舗のロゴデザインを担当した方が、第三回北海道移住ドラフト会議に球団として出場した、「ひだりうえ連合」の原ちゃん(原田さん)とのことで、素敵な繋がりが広がっているなと、さーもんず一同感動でした。

少し休憩を挟みまして、15:00からはBBQを開催!(お腹いっぱいです)

開放感のある素敵な公園にて、BBQ!利尻山も眺望でき、海も見れる!
※利尻島なら基本どこでもその景色が観れますが、ここからの眺めはとっても素敵。
当BBQでも、ホタテやら、ウニやら、最高の海産物をいただきました…

スケートボードやフリースビー、音楽や会話を楽しんでいると、気づけば辺りは真っ暗。

開放感のある空間で、素敵な人たちと過ごす時間は瞬時に過ぎ去りますね。

今日も充実した一日を過ごさせていただきました。

…しかしながら、私たちの意識はすでに未来へと向いていました。

そう、翌朝の「釣り」へと。

DAY3

釣りの世界の朝は早い。

私たちは朝4:30に目を開け、身支度を整え、颯爽と外へ飛び出した。

毎日、毎日、素晴らしすぎる朝が私たちを迎え入れてくれます。

釣りへの意欲をより一層に掻き立てる曲と共に、釣りスポットへと向かいました。

◯車内の曲リスト一部
・釣りに行こう / THE BOOM
・『釣りよかでしょう。』のテーマ / 江頭勇哉
・それでも釣りに行く (feat. RAW-T & 遊戯) / Y’S

何度も竿を、海へ投げ入れる。
「釣れる場所はどこか」を真剣に探すさーもんず。

大きな当たりもなく、刻一刻と次の予定が迫ってきている。

「今日ももしかするとダメなのか…」

「やはり初心者が、そうも簡単に鮭を釣るのは無理なのか…」

「諦めたらそこで試合終了ですよ」

頭の中の安西先生が何度も私たちにそう訴えかける。

「そうだ、諦めたらそこで試合終了なんだ。俺たちは、利尻島に鮭を釣りに来たんだ。」

私たちは、闘志が燃えたぎるのを感じた。

「次の予定があるので、移動します〜!」

私たちの燃えたぎる闘志は、掻き消された。

「釣れた?」

結果を出す男、玉城の声が聞こえた。

・・・

さて、もしかすると「利尻島は海がメインで、マリンスポーツ、アクティビティが充実しているんだね〜」なんて思っている方もいらっしゃるのでは?

ご存知の方も多いと思いますが、利尻には利尻山がありますので、山遊びも楽しめます!

私たちは二日連続でボウズ(釣れなかったという意味らしい!)だったこともあり、満身創痍で「もう一層のこと海から少し距離を置きたい…」なんてことは思ってはいませんが、それでも山で過ごせるコンテンツもあることはとっても嬉しいことでした。

利尻山を登るには、さすがに時間がなかったため、気軽に登れる「ポン山」に登ることになりました。

緑が眩しいー!
何かのラスボスと出会う前の五十嵐。
「利尻山イケメン過ぎて、直視できない」という女性陣続出。
おそらくこれが「ポン山」ポーズ(キリッ

強風でしたが、最高の景色を一望でき、感無量です。

下山後はお昼時なので、昼食を「利尻らーめん味楽 本店 (ミラク)」でいただきました。

味噌ラーメンが絶品!!ちなみにお店のおすすめは「焼き醤油らーめん」です!
後ろにこっそり見えているカレーライスも美味でした…

私たちは、利尻島に何度胃袋掴まれればいいのだろう。

ご飯時に毎回「幸せ」と口にしています。ランチを堪能した後は、「利尻町立 ウニ種苗生産センター」の見学です。

エゾバフンウニとキタムラサキウニの違いも丁寧に説明してくださいました!


ウニってまじまじと見たことはありませんでしたが、よく見るとかわいい…

苦手な人がいたらすみません…ただ、とてもかわいくて…

こちらのセンターでは、雑食であるウニは何を食べて育つかが重要!というお話や、成長過程のお話しなどを含めた、ウニについてのお話が満載!

ウニについて詳しく知りたいよー!という方は、一度このセンターに来て、お話を聞いてみるといいと思います。

カニのいる水槽に、放り込まれたウニが、我が身を守るために、一所懸命に反転する様は、感慨深いものでした…

ぜひ一度直接見ていただきたいです。

白いウニもいるらしい!これには驚きです!

ウニの知識を蓄えた私たちが次に向かったのが、ウニとり体験です。

威風堂々とウニとりの船に乗船。

ウニの知識を養い、自信に包まれているさーもんず。

この小船から、とっても大きなメガホンのようなもので海を覗くと、ウニがいる場所が一目瞭然。

そのアイテムを駆使しながら、それぞれが手に持っているザルのようなものを用いて、ウニを引き上げます。

「北のウニ泥棒」さーもんず岩間。

それぞれが採ったウニから、以下の写真の順序で中身を取り出します。

英語対応もバッチリ!
ウニによって味が全然違う!

ウニの知識を養った上での、ウニとり体験。

座学と実践を行うと、より詳しくなりますね!

次の予定まで時間があったので、「自休自足」という素敵カフェで一休み。

楽しい時間というのは、一瞬で過ぎ去りますね。いよいよ最終日となり、夜はこの3泊4日のワーケーションはどうだったか?の意見交換をしながら、ツギノバの皆さま、さーもんず、そして同時期にワーケーションを共にした「株式会社LIG」の皆さまと晩ご飯をいただきながら、時間を共にしました。

大久保さんよりご挨拶。

この日もまた舌鼓を打ちながら、幸せを感じました。

「明日帰るのか…」

さーもんず一同が、同じ感情を抱きました。

本当に素敵な滞在を彩ってくれた、ツギノバの皆さま、そしてガイド担当してくれた皆さま、その他滞在時の行程が円滑に進むようコーディネートしてくれた皆さまには本当に感謝しかありません。

最高のワーケーションとなりました!

また来年も来たい!!

本当にありがとうございました!

・・・

と言って、綺麗な流れで終わることができたのなら、さぞ素敵なのですが、お忘れではないですよね?

私たちにはミッションがあります。

そして、未だそのミッションを達成できていないのです。

このままミッションインポッシブルで帰るわけには行きません。

さあ、さーもんずよ。出陣だ。

DAY4

釣りの世界の朝は早い。

私たちは朝4:30に目を開け、身支度を整え、颯爽と外へ飛び出した。

絶望と希望の狭間にいるさーもんず柴田、黒井、五十嵐。
頭で流れるの曲は、「君に届け / flumpool」

今日も竿を投げ続ける。

そして、刻々と次の予定が迫る。

諦めるのか、本当にこのままでいいのか?

ここで釣るのがさーもんず。

結果を出すのが、玉城とさーもんず。

その時竿が動いた

つ、つ、ついに、この時が来たのか!?

慌てて竿に意識を集中させ、藁にもすがる思いでルアーを回す。

全さーもんずの希望を背負い、引き上げた!!

お目当ての鮭ではなく、ガヤを釣り絶望しているさーもんず柴田。

釣り上げたのは「ガヤ(エゾメバル)」だった。

ここで時間が来てしまいました。

この3泊4日の一部がフラッシュバックする

「俺釣れる気しかしないんだ。」

振り向きざまに岩間は言った。

「釣れた?」

「結果を出す男、玉城」さんからの「釣れた?」プレッシャーが押し寄せてくるのであった。

「諦めたらそこで試合終了ですよ」

私たちの挑戦はこれにて幕を閉じた。

・・・

私たちはその足でお土産屋に直行し、鮭を届ける予定のクラファン支援者に提供するものを探していた。

クラファン支援者に鮭を届けられないので、
代替えを考えているさーもんず黒井。
「やっぱり利尻昆布だわ!」のさーもんず黒井。

悔しさを噛み締めながら会計をするさーもんず黒井。

これだけ期待させておいて、

結果的に鮭釣れなくて、

「大変申し訳ございませんでした!!!!」

おしまい

—追伸—

利尻島での3泊4日のワーケーション、本当に最高でした!

3泊4日では堪能しきれない魅力が、この場所には詰まっていました。

利尻には四季それぞれで良さがあるので、その全ても見てみたいです。

今回、利尻山にも登れていないので、次回は登りたいですね。

…と、まだまだやりたいことがたくさんありますので、またぜひさーもんず一同で訪問させてくださいー!

「鮭釣り、リベンジ」もやらないとですね。

どれだけ素敵だったかが、このブログで少しでも伝わることを願っています!

それでは!

—おまけエピソード—

LIGの皆さんと音楽で意気投合し、一夜限り(?)のバンド「The Salmons」が結成されました!(笑)

それでは、このブログはこの曲と共にお別れしましょう。

The Salmons

利尻島サディスティック

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